自動車の排気系部品や暖房システムを製造する独エーベルスペッヒャーは8日、独東部のヴィルスドルッフ(ドレスデン近郊)に建設した新工場の開所式を行ったと発表した。商用車向けの欧州連合(EU)排ガス基準「ユーロ6」に適合した排気システムを生産する。
従業員数は約300人で、生産規模は年約15万ユニット。排気システムの重量は約170キログラムであるという。生産面積は2万5,000平方メートルで、管理業務用のオフィス棟も併設されている。
■ VWの電気自動車にPTCヒーター供給
エーベルスペッヒャーは8日、電動ヒーターを製造する子会社のエーベルスペッヒャーカテム(Eberspaecher catem)が独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の電気自動車「eゴルフ」向けに高電圧対応のPTCセラミックヒーターを供給すると発表した。
同製品はすでにVWの小型電気自動車「eアップ」にも供給している。容積は約1リットル、重量は約2キログラムというコンパクトな設計が特徴という。