オランダの物流会社や研究機関などが参加するコンソーシアムは16日、自動運転トラックを5年以内に実用化する計画を発表した。同国のメラニー・シュルツ・ファンハーゲン・交通インフラ・環境相がすでに同計画の概要を国会に提出しており、公道での実証試験を実施するために法規制を見直す作業が進められているという。
同プロジェクトには、オランダの物流会社のほか、トラック製造大手のDAFトラックス、ロッテルダム港、オランダ応用科学研究機構(TNO)も参加している。コンピューターによるシミュレーションで試験し、閉鎖されたスペースを持つ試験場でテスト走行を繰り返した後、公道での実証試験を実施する計画。
運転手が乗車した先行車両に後続車両が追従する形で自動運転を行う(プラトゥーニング走行)見通しで、ロッテルダム港か近代的なインフラが整ったオランダ南部の高速道路A270号線で実施する可能性があるという。