ドイツの大手自動車メーカーの多くは夏休み返上で生産ラインを稼働するもようだ。独業界紙『オートモビルボッヘ』が各社にインタビューし、伝えた。
これによると、フォルクスワーゲンのボルフスブルク本社工場では8月に予定していた3週間の夏休み中も生産を継続する計画で、9月半ばまで3,000人以上の補助要員を投入する。また、「ゴルフ」の生産ラインでは第3四半期(7~9月)の土曜日計13日と日曜日計3日を使って追加シフトを組みむ。ティグアンの生産ラインでも土曜日に7日間の特別シフトを導入する。
アウディはインゴルシュタット工場とネッカースウルム工場で特別シフトの導入を計画している。ただし、生産ラインの整備作業などがあるため、生産は停止する予定という。
BMWでは、レーゲンスブルクとライプチヒ工場で夏休み中もパートタイムなどを導入して生産を継続する。
ダイムラーではシンデルフィンゲン、ブレーメン、ラシュタットなどの工場で生産を継続する計画で、前年より1,300人多い7,600人の期間従業員を国内工場に投入する予定。
なお、オペルとフォードは予定通り3週間の夏休みを実施するという。