独フォルクスワーゲン(VW)は、1月のデトロイトモーターショーで発表したコンセプトモデル「ビートル・デューン」を2016年から量産する計画だ。「ビートル・デューン」はビートルをベースにしたスポーティかつ高性能オフロード車のコンセプトで、反響が大きかったことから市販化に踏み切る。VWのプロダクトマネージャー、マティアス・ツォイナー氏が15日明らかにした。
車体にはカントリー風のアクセントが加えられるほか、ビートルに比べフェンダーを幅広くし、ホイールトレッド幅を3㎝広く、最低地上高を5cm高くする。また、デューンではクロム素材のショックアブソーバーとデフェンダーが新たに装備する。
エンジンはビートルに搭載しているエンジンを採用する。ガソリンとディーゼル車があり、エントリータイプの出力は77kW(105PS)。オフロード車がコンセプトだが、四輪駆動モデルの販売は計画していないという。
ビートル・デューンはまずクーペ、追ってカブリオレが投入される。販売価格はクーペが2万1,000ユーロから、カブリオレが2万4,000ユーロからとなる見通し。