自動車部品大手のレオニが15日発表した2014年1-3月期(第1四半期)決算の純利益は3,160万ユーロとなり、前年同期比で39.7%増加した。自動車販売市場の回復を受けて自動車メーカーからの受注が増えたほか、自動車以外の産業からの需要も旺盛で収益を押し上げた。本業のもうけを示す営業利益(EBIT)は31.5%増の5,060万ユーロ、売上高は6.4%増の10億2,000万ユーロだった。
部門別にみると、ワイヤリングシステム部門の売上高は5億9,770万ユーロ(5%増)、EBITは3,180万ユーロ(30%増)に拡大した。ワイヤー&ケーブル・ソリューション部門の売上高も4億2,260万ユーロ(8%増)、EBITは1,880万ユーロ(34%増)と好調だった。
地域別の売上シェアは、ドイツが27.6%、ドイツを除く西欧が22.9%、東欧が17.5%、アジア・太平洋地域が17.3%、米国が13.9%となっている。