独自動車部品大手のKSPGが商用車エンジンのスチール製ピストンの軽量化に取り組んでいる。同社が6月25日の記者会見で明らかにしたもので、現行のモノブロック構造スチールピストン(重量4,070グラム)を、アルミ素材を使ったピストン(重量3,600グラム)並みに軽量化することを目指している。
KSPGは次世代のスチールピストン開発に向け、数値流体力学(CFD)によるシミュレーションシステムを採用。耐久性や放熱性などスチールの利点を損なうことなく軽量化を実現するため、構造やデザイン、部品構成などで研究を進める。