印鉄鋼大手タタ・スチールの欧州部門タタ・スチール・ヨーロッパは6月27日、ドイツ・ルール地方のゲルゼンキルヒェンにあるサービスセンターで2本目のスリッティングラインを開設したと発表した。
950万ユーロを投じて設置されたスリッティングラインでは、厚さ0.4~4ミリ、幅1,650ミリ、最大強度1,400N/mm2のスチールコイルの加工が可能で、自動車のシャシー、サスペンション、ホイール、シートなどに使用される先進的な超高張力鋼板を生産する。
第2スリッティングラインの稼働により、ゲルゼンキルヒェン・センターの年間スリッティング能力は14万トン増の36万5,000トンに拡大する。生産能力の拡大に伴い、同センターでは従業員を30人増員した。