独自動車大手フォルクスワーゲン・グループ(VW)傘下の独商用車大手MANは2日、ドイツのザクセン州プラウエンにあるバス工場を将来、顧客の特別注文に対応するバス・モデイフィケーション・センター(BMC)に改装する計画を発表した。
同社は先月、プラウエン工場のバス生産事業をトルコのアンカラ工場に移管すると発表。その後、プラウエン工場を残すことで労使合意した。従業員420人のうち約140人が新センターに残り、他の従業員はプラウエン工場から約35キロメートル離れたツヴィッカウのフォルクスワーゲン工場に移籍する方向で交渉している。
BMCでは、MANとネオプランブランドの路線バスや観光バスの特別仕様車に対応する。例えば、バイエルン・ミュンヘンなど欧州の人気サッカーチームの移動用バスなどに特別装備を施す。MANはすでにトラック用のモデイフィケーション・センター(TMC)を国内2カ所に持っている。プラウエンのBMCはMANにとってバスでは初めてのモディフィケーション・センターとなる。