欧州自動車産業情報、メーカーの動向、最新技術の情報を配信

2014/6/6

一般・技術・その他 (旧)

超大型トレーラーの公道実用試験「基本法に抵触せず」=連邦憲法裁

この記事の要約

ドイツ連邦政府が11年、連邦議会・連邦参議院の採決を経ずに超大型トレーラー(ユーロコンビ)の国内走行試験を認めたことをめぐる係争で連邦憲法裁判所は5月28日、当該手続きは基本法(憲法)に抵触しないとの判断を下した。ユーロ […]

ドイツ連邦政府が11年、連邦議会・連邦参議院の採決を経ずに超大型トレーラー(ユーロコンビ)の国内走行試験を認めたことをめぐる係争で連邦憲法裁判所は5月28日、当該手続きは基本法(憲法)に抵触しないとの判断を下した。ユーロコンビの公道試験走行プロジェクトをめぐっては一部の連邦州などが反対していたが、今後も実証試験を継続できることになった。

キリスト教民主・社会同盟(CDU)と自由民主党(FDP)の連立政権(当時)は11年12月、ユーロコンビの国内の公道走行を認める例外措置を閣議了承。翌12年からバイエルン、ザクセン、チューリンゲン、ヘッセン、ニーダーザクセン、ハンブルク、シュレスヴィヒ・ホルシュタインの7州で最大25.25メートルの超大型トレーラーの公道走行が例外的に認められることになった。これに対し、バーデン・ビュルテンベルク州、(州議会選挙で政権交代があった)シュレスヴィヒ・ホルシュタイン州、社会民主党(SPD)と緑の党の連邦議会会派が違憲訴訟を起こしていた。

COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |