スペイン政府はこのほど、新車購入補助金(スクラップインセンティブ)に1億7,500万ユーロの追加予算を計上した。スペインでは当該制度が効果を上げており、追加予算の投入は今回で6回目となる。
スペイン自動車工業会(Anfac)によると、2014年5月の乗用車新車販売は8万2,483台となり、前年同月に比べ16.9%増加した。販売増加は7カ月連続。1~5月の累計は16.3%増の36万4,784台だった。Anfacは販売好調を受けて2014年通期の販売予想を従来の82万台から85万台に上方修正している。
スペインの新車購入補助金制度は個人を対象にしたもので、古い車両を廃車にして新車を購入する際に2,000ユーロを助成している。助成金は、政府とメーカーがそれぞれ1,000ユーロを負担している。