欧州自動車工業会(ACEA)が7月29日発表した2014年6月の商用車新車登録統計によると、欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)における新車販売は前年同月比10.3%増の16万6,107台に拡大した。販売増加は10カ月連続。カテゴリー別では3.5トン以下の小型商用車とバスの販売が好調だったのに対し、3.5トン超の中・大型トラックは前年実績を下回った。1~6月の累計は前年同期比9.3%増の91万2,722台だった。
6月のカテゴリー別登録台数は、3.5トン以下の小型商用車が前年同月比13.1%増の14万551台。ドイツとフランスが約6%増となったほか、イタリア(9.8%増)、スペイン(18.0%増)、英国(33.3%増)も大幅に増えた。
3.5トン超の中・大型トラックは4.2%減の2万2,817台。16トン以上の大型トラックも0.7%減の1万7,692台と僅かながらも前年を下回った。ドイツとスペインで販売が伸びた一方、英国、フランス、イタリアでは低迷した。
バスは8.5%増の2,739台。ただ、最も登録台数が多かった3カ国のうち、ドイツが14.3%増と好調だったものの、英国(4.8%減)とフランス(18.3%減)は前年に比べ販売が低迷した。