低炭素車の新技術とサプライチェーンをサポートする英国の「先進推力センター(APC)」は7月25日、ウォーリック大学に中核拠点(ハブ)を開設すると発表した。
APCは、政府と自動車業界が各5億ポンドずつ計10億ポンドを拠出し、有害物質と二酸化炭素(CO2)の排出量がより少ない効率的なパワートレインの開発を目指す。ウォーリック大学は先ごろ、ジャガー・ランドローバーと共同で、6,500万ポンドを規模の先進推力研究プロジェクトを発足させている。APCのハブは今秋にも開設される見通し。APCではこのほか、国内各地に拠点(スポーク)を設置する計画で、具体的な設置場所は年内に発表される。
APCの責任者を務めるピクストン氏は、「APCは英国の自動車産業が先進推力システムの研究、開発、生産で世界をリードする存在になれるよう支援する。ハブとスポークによるネットワークを通して中小企業、サプライヤー、自動車メーカーの連携が可能になり、パワートレインの新たなソリューションを生み出すことができる」と語っている。