仏自動車大手ルノーが7月29日発表した2014年6月中間決算の純利益は7億4,900万ユーロで、前年同期の3,900万ユーロの20倍近くに急増した。冷え込んでいた欧州での販売が復調したことに支えられ、大幅増益を確保した。
同期の販売台数は4.7%増の136万5,988台。新興市場で減速したが、欧州で持ち直した。とくに低価格車を手がけるルーマニア子会社ダチアの欧州での販売が新モデル投入効果で35%増と好調だった。
売上高は198億2,000万ユーロで、前年同期から3%減少したが、これは為替変動によるもので、定率為替ベースでは0.9%の増収だった。