独自動車部品大手コンティネンタルは7月29日、車載用立体音響システムを開発するベルギーのAuro Technologiesと提携すると発表した。既存の5.1chサラウンド方式をベースに、さらに1音域を加え、車内で映画館さながらの迫力あるサウンドが楽しめる空間を作り出すことを目指す。
Auroの3D音響システムはモノラルから3D録音までスムーズに対応できる高いスケーラビリティを持つほか、出力方式もモノラルから22.1chまでユーザーの好みに応じて簡単に設定できる。たとえば、9.1ch用の音源を5.1chに変換して再生したり、逆にモノラル録音の音源を5.1chに分割して再生することもできる。Auroの担当者は、コンティネンタルとの提携によって、ドライバーは近い将来運転しながら好きな音楽を臨場感あふれるサウンドで聞けるようになる」と述べ、今回の提携に期待感を示した。