独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は8月末から、ムラダー・ボレスラフの本社工場で小型車「ファビア」の新モデルの生産を開始する。チェコにある3工場では8 月4~15日まで夏季休暇で生産ラインが停止するため、当該期間中に新モデルの生産に向けた準備を進める。クヴァシニとフルラビにある2工場でもメンテナンスや設備近代化などを実施する。
ムラダー・ボレスラフ工場では、アシスタンスシステムの調整やコンベアシステムの部分的な刷新、塗装工場の近代化などを実施する。また、シュコダ「オクタビア」の生産ラインのコンベアシステムの速度調整なども予定している。
クヴァシニ工場では車体製造用の新ホールの完成が急務となっている。フルラビ工場では変速機「DQ200」の生産ラインを定期整備する。
シュコダの6月の世界生産は9万8,000台を超え、単月では過去最高を記録した。昨年は生産モデルの変更などにより生産規模を落としていたが、現在はフル稼働体制に戻っているとしている。