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2014/8/8

企業情報 - 部品メーカー

ミシュラン、上期は減収も増益

この記事の要約

仏タイヤ大手ミシュランが7月29日発表した2014年上期(1~6月)決算は、純利益が前年同期比23%増の6億2,400万ユーロに拡大した。原材料コストの低下が寄与した。 売上高は96億7,000万ユーロと前年同期から4. […]

仏タイヤ大手ミシュランが7月29日発表した2014年上期(1~6月)決算は、純利益が前年同期比23%増の6億2,400万ユーロに拡大した。原材料コストの低下が寄与した。

売上高は96億7,000万ユーロと前年同期から4.8%減少した。販売量は1.9%増加したものの、一部製品の値下げと高価格帯製品に対する需要の落ち込みが響いた。売上高を部門別で見ると、乗用車・軽トラック部門が2.9%減の51億6,700万ユーロ、トラック部門が6.2%減の29億2,700万ユーロ、特殊部門(建機、航空機など)が8.0%減の15億7,900万ユーロだった。

ミシュランによると、下期は成熟市場と中国が乗用車と軽トラック用タイヤの需要を下支えする一方で、その他の新興国市場ではOE部門を中心に減速が続く見通し。14年通年の業績については、販売量は前年比3%のプラスを確保するという目標を維持するとともに、11%超の使用総資本率(ROCE)および5億ユーロ以上のフリーキャッシュフローを計上するという目標を改めて確認した。

総合 – 自動車産業ニュース
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