英自動車工業会(SMMT)が8月21日発表した2014年7月の国内自動車生産統計によると、乗用車は13万2,570台となり、前年同月に比べ2.8%増加した。輸出は2.9%増の10万2,981台だった。2004年からの輸出台数の累計は今年7月に500万台に達し、10年単位では最も輸出台数が多かった。また、現在の1台あたりの輸出単価は2万600ポンドを超えており、10年前の2004年(1万200ポンド)の約2倍になっている。
商用車の7月の生産は6,338台と、前年同月に比べ25.0%減少。国内の生産体制の再編の影響が依然として残っており、1~7月の累計も前年同期比23.3%減の4万3,798台に低迷している。ただ、SMMTは欧州の商用車市場は回復基調にあり、商用車生産も今後安定に向かうとの見通しを示している。
エンジンの7月の生産は前年同月比10.2%減の20万5,907基にとどまり、1~7月の累計は前年同期比2.3%減の151万3,350基だった。