リチウムイオン電池とエネルギー貯蔵ソリューションを手がけるスイスのルクランシェが4日発表した2014年上期(1~6月)決算は、利払い・税・償却前損益(EBITDA)が758万スイスフランの赤字となり、前年同期の495万フランの赤字から赤字幅が拡大した。
据え置きユニット、ポータブルユニットの両事業で売上が低迷したほか、販売・マーケティングの強化に伴う人件費の上昇や償却費の増加が重しとなり、純損失も前年同期の650万フランから1,080万フランに赤字幅が拡大した。売上高は前年同期比29.8%減の560万スイスフランだった。同社は、2015年末にEBITDAベースで損益分岐点を確保するという目標を維持するとしている。
ルクランシェは1909年に創業した。スイス、ヴォー州のイヴェルドン・レ・バンに本社を置き、ドイツのヴィルシュテットに工場を持つ。