独自動車部品大手のコンティネンタルは、ドイツのハノーバーで開催されている第65回IAA商用車見本市(開催期間:9月25日~10月2日)で、トラックのサイドミラーをカメラにして運転席内のディスプレーに周辺画像を映し出す「Proviu Mirror」を発表した。
技術情報サイト『シュプリンガープロフェッショナル』によると、「Proviu Mirror」は、運転キャビンの外側の上部に左右それぞれ2台のカメラを設置し、車内のAピラーの部分に設置した12インチのディスプレーに画像を映し出すシステム。従来のサイドミラーよりも把握できる範囲は広くなり、ドライバーが顔を動かす範囲も小さくてすむ利点がある。ディスプレーは左右にそれぞれ設置されており、従来のサイドミラーを見ているような感覚をドライバーに与えるようにした。
従来のサイドミラーに比べ空気抵抗が小さくなり、燃費改善に寄与する効果もあるとしている。