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2014/9/26

企業情報 - 部品メーカー

独コンティネンタル、チェコ工場でターボチャージャー生産

この記事の要約

独自動車部品大手のコンティネンタルは25日、チェコのトルトノフ(Trutnov)工場でフォードの1.0リットル・エコブースト・ガソリンエンジン向けのターボチャージャーの生産を開始したと発表した。主要部品を自動生産できる生 […]

独自動車部品大手のコンティネンタルは25日、チェコのトルトノフ(Trutnov)工場でフォードの1.0リットル・エコブースト・ガソリンエンジン向けのターボチャージャーの生産を開始したと発表した。主要部品を自動生産できる生産ラインを導入し、品質やコスト競争力を高めた。今後さらにトルトノフ工場の生産能力を高めるほか、中国や米国での生産も計画している。

フォード向けのターボチャージャーはこれまで、提携先の独自動車部品大手シェフラーのラール工場(ドイツ)で生産していたが、これをトルトノフ工場に移管した。ラール工場では今後、アルミニウム製のタービンハウジングを使用したターボチャージャーなど他の顧客向けのシステムを生産する。

従来のターボチャージャー生産では複数の工程で手作業による組み立てが必要だったが、トルトノフ工場では主要部品を完全自動で組み立てることができる生産ラインを導入し、品質とコスト競争力を高めた。

エンジンの小型・高性能化(ダウンサイジング)に寄与するターボチャージャーは需要が急速に高まっている。トルトノフ工場では中期的に生産能力を年約200万ユニットに拡大する計画。

トルトノフ工場では現在、従業員約780人が勤務しており、排気ガス再循環装置や高圧ポンプ、高圧センサーなどを生産している。

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