独塗装設備大手のデュルは6日、これまで得意としてきた自動車産業向けの塗装設備と並行して、その他の産業向けの塗装設備の営業を強化していく方針を明らかにした。樹脂や鉄道車両、造船、セラミック、木材、家具などの塗装分野に注目している。例えば、ポンプ、塗装用の静電噴霧器やスプレーガンなどを販売していく方針という。
これらの産業用途分野で中期的に年約1億ユーロの売上高を見込んでいる。自動車分野の技術応用や新製品の開発に加え、企業買収による成長も検討していく方針で、今年に入りすでにドイツとチェコで企業を買収している。