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2014/10/10

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デュル、商用車向け計測・試験設備の需要拡大に対応

この記事の要約

独産業設備大手デュルの子会社で自動車の計測・試験装置などを生産するデュル・アセンブリー・プロダクツは7日、独中西部のピュットリンゲン工場に建設した2つの新棟を開設した。2棟合わせた面積は約3,200平方メートルで、約20 […]

独産業設備大手デュルの子会社で自動車の計測・試験装置などを生産するデュル・アセンブリー・プロダクツは7日、独中西部のピュットリンゲン工場に建設した2つの新棟を開設した。2棟合わせた面積は約3,200平方メートルで、約20%増築した。投資は約400万ユーロ。今後需要の拡大が見込まれる商用車向けの計測・試験装置を生産する設備を導入したほか、生産棟と物流棟を1カ所に集約し、柔軟性を高めた。

デュル・アセンブリー・プロダクツは、乗用車や商用車の最終組み立ての計測・試験装置などを生産している。例えば、車台やブレーキ、運転支援システム、ヘッドライトの調整システムなどがあるという。今回の増築では、装置の組み立てを行う棟(約1,700平方メートル)と物流用ホール(約1,500平方メートル)を建設した。

同社によると、商用車では乗用車の生産方法を導入し、試験を自動化する傾向が強まっている。トラックやバス向けの設備は大きく、重量のある大型設備になることから、大型設備の組み立てに対応できる構内クレーンなどを導入した。

デュル・アセンブリー・プロダクツの従業員数は約450人で、2013年の売上高は1億ユーロだった。ドイツのピュットリンゲンのほか、上海(中国)やサンパウロ(ブラジル)、デトロイト(米国)、プネー(インド)にも拠点を持つ。

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