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2014/10/10

一般・技術・その他 (旧)

独ダイムラーとリンデ、水素供給スタンド整備

この記事の要約

ドイツ自動車大手のダイムラーと産業ガス大手のリンデは8日、2015年末までに水素供給スタンドを20カ所整備する計画を発表した。両社がそれぞれ約1,000万ユーロを投資し、各々10カ所のスタンドを設ける。このうち9月29日 […]

ドイツ自動車大手のダイムラーと産業ガス大手のリンデは8日、2015年末までに水素供給スタンドを20カ所整備する計画を発表した。両社がそれぞれ約1,000万ユーロを投資し、各々10カ所のスタンドを設ける。このうち9月29日には、ベルリン・シャルロッテンブルクに石油大手トタルのマルチエネルギースタンドが開設した。

両社は石油大手と協力して整備を進める計画で、これまでにトタル、OMV、アヴィア(AVIA)、ホイヤー(Hoyer)と、シュツットガルト、ケルン・ボン空港、ベルリンなど13カ所の建設予定地について合意した。残り7カ所についても現在、協議している。

ダイムラーは2017年に燃料電池車を市場投入する計画であり、2013年初めにルノー・日産アライアンス、米フォード・モーターと燃料電池車技術の開発で戦略提携すると発表していた。

水素供給スタンドの整備はドイツ政府も支援している。ドイツ水素・燃料電池国家組織(NOW)が運営するプロジェクト「クリーン・エネルギー・パートナーシップ(CEP)」は、2015年末までにドイツの大都市圏や主要な高速道路沿いに計50カ所の水素供給ステーションを整備する目標を掲げている。

また、水素の供給スタンドの普及を目指すドイツのイニシアチブ「H2 モビリティー」は2013年9月30日、国内の公共の水素供給スタンドの数を2023年までに400カ所に拡大する計画を発表した。ダイムラーとリンデはCEP、H2 モビリティーの両プロジェクトに参加している。

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