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2014/10/17

企業情報 - 自動車メーカー

BMW、ブラジル工場の操業開始

この記事の要約

独高級車大手のBMWは9日、ブラジル南部サンタカタリーナ州のアラクアリ(Araquari)に建設した新工場で車両の組み立てを開始した。今後、車体製造や塗装設備、管理施設、物流インフラなどを整備し、工事は2015年9月に完 […]

独高級車大手のBMWは9日、ブラジル南部サンタカタリーナ州のアラクアリ(Araquari)に建設した新工場で車両の組み立てを開始した。今後、車体製造や塗装設備、管理施設、物流インフラなどを整備し、工事は2015年9月に完成する予定。従業員数は約1,300人を予定しており、このうちすでに約500人を採用した。生産能力は年3万台以上を計画している。

最初に組み立てを開始したモデルはBMW「328i アクティブフレックス」。このモデルはエタノールとガソリンの両方の燃料で走行できるフレックスフューエル車で、ブラジル市場向けに開発した。同工場ではMINI「カントリーマン」、BMWの5ドア「1シリーズ」、「3シリーズ・セダン」、「X1」、「X3」を生産する計画。

新工場から北へ20キロメートルの距離にあるサンタカタリーナ州の最大都市であるジョインヴィレには訓練センターを建設した。同センターにはBMWグループの生産基準に沿った訓練用の組み立てラインがあり、人材を育成する。

新工場はBMWにとって30番目の生産・組み立て拠点となる。同社は14カ国に工場を持つ。ブラジルではすでに北部のマナウスで2009年から自動二輪を生産している。

BMWは「市場についていく生産」を戦略の基本方針とするとともに、世界のすべての大陸および市場でバランスの取れた成長を目指しており、ブラジル工場の建設もこの方針に沿った措置であるとしている。

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