独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の本社のあるヴォルフスブルクで10月14~16日まで、第8回国際自動車部品見本市(IZB)が開催された。今回は世界29カ国から821社が出展、世界初公開は約30件あった。今回のパートナー地域である東南アジア諸国連合(ASEAN)からは約50社が出展した。
出展企業の約3社に1社が国外企業であるという。ヴォルフスブルクのあるニーダーザクセン州からは約80社が出展した。ロバートボッシュ、コンティネンタル、デンソー、マグナ・インターナショナルなど自動車部品の世界上位10社に入る大手部品メーカーも参加している。メディア報道によると、14日にはVWのマルティン・ヴィンターコルン社長が住友ゴムや独化学大手のBASFなど12社のブースを訪れた。
見本市では、専門会議やワークショップのほか、商談なども行われた。IZBによると2012年の出展企業のうち約3分の2が受注や増収に寄与する商談があったとの見解を示したという。
IZBを運営するヴォルフスブルク社はVWとヴォルフスブルク市の官民パートナーシップによる合弁会社。IZBは、2001年にVWが社内向け見本市として開催したのが始まりで、当初は6カ国128社の出展だった。隔年で開催されており、前回の2012年は世界28カ国から776社が参加した。