スペインの自動車部品メーカー、グルーポ・アントリンは10月29日、モロッコ北部のタンジェに第2工場を開設したと発表した。シートカバーを生産する。
グルーポ・アントリンはタンジェでオーバーヘッドシステムとサンバイザーを生産している。第2工場の開所式に出席したアントリン副会長は新たな生産拠点が加わったことに満足感を表明し、「モロッコに対する信頼がほとんどなかった時代に、我々はモロッコに進出した。そして、その決断は正しかったことが証明された」と語った。
開所式ではまた、モロッコのグラフィックデザインセンターの拡張やモロッコ商工省と同国の自動車産業の近代化で協力することなどが発表された。
ブルゴスに本社を構えるグルーポ・アントリンは25カ国に120カ所の拠点を持ち、従業員数は1万3,700人。2013年の売上高は21億2,800万ユーロだった。