パリ国立高等鉱業学校は10月31日、ヴァレオ、PSAプジョーシトロエン、サフランの大手企業3社から資金協力を受け、自動運転の研究講座(リサーチチェア)を創設すると発表した。
「Automated Vehicles-Drive for You」というタイトルの研究講座は、パリ国立高等鉱業学校ロボティクスセンターのほか上海交通大学、カリフォルニア大学バークレー校、スイス連邦工科大学ローザンヌ校から研究者を招き、5年間にわたって◇自動運転に関する知見の強化◇インテリジェント車載システムの開発◇アジア、欧州、米国での自動運転走行――の3つのテーマで研究を行う。ヴァレオ、PSA、サフランの3社はこの研究講座に370万ユーロを寄付している。
パリ国立高等鉱業学校ロボティクスセンターのフォルテル所長は、「自動運転に関する研究講座は、わが校と業界のキープレーヤーのスマートビークル、制御、バーチャルリアリティー、人工知能、モバイルロボティクス、ロジスティクスなどのテーマにおける20年以上にわたる取り組みの論理的な延長だ」とコメントした。