独自動車部品大手コンティネンタルがスロバキア北西部プーホフで行っていたタイヤ技術センターの拡張工事が完了し、5日にスロバキアのフィツォ首相ら要人が出席して開所式が行われた。
タイヤ技術センターの拡張工事はタイヤ部門の成長戦略の一貫として実施されたもので、750万ユーロが投じられた。同センターは現在、185人を雇用しており、105人が研究開発に、80人が材料試験や新製品の試験に従事している。拡張に伴い2016年までに従業員数を15%増員する予定だ。
コンティネンタルはプーホフ工場で乗用車、四輪駆動車、軽トラック、トラック向けタイヤおよびコンンベヤベルトを生産している。タイヤの年産能力は1,500万本、従業員数は3,700人。同社は昨年4月、スロバキア政府との間でプーホフ工場の生産能力拡大に関する覚書に調印。市場の需要動向によって、生産能力を最大で年間500万本拡大することになっている。
コンティネンタルはスロバキアでプーホフのほかズヴォレン、ドルネー・ヴェストニツェに生産拠点を持つ。