英自動車工業会(SMMT)が11月20日発表した2014年10月の国内自動車生産統計によると、乗用車は15万60台と、前年同月に比べ6.7%減少した。国内向けが10.6%伸びたのに対し、全体の8割近くを占める輸出向けが10.8%減少した。SMMTは、世界的な景気先行き不透明感により需要が悪化しているとの見解を示している。1~10月の累計は前年同期比0.3%減の128万2,077台だった。
商用車の生産は、10月が前年同月比8.9%減の7,235台となり、2013年6月以降では減少幅が最も小さかった。国内生産は14.6%増の4,372台と、2013年6月以降で初めて増加に転じた。1~10月の累計では、昨年の国内の生産体制再編の影響が依然として残っており、前年同期比23.5%減の5万7,981台と大幅な落ち込みとなった。
10月のエンジン生産は前年同月比17.0%減の21万1,258基。1~10月の累計は前年同期比6.4%減の203万3,199台だった。