商用車用のブレーキや安全装置を製造するワブコ(本社:ブリュッセル)は20日、ドイツのハノーバーにある拠点に新たにエンジニアリング・イノベーションセンターを建設すると発表した。約2,700万ドルを投資して2018年末までに完成させる計画。新センターには近代的な試験設備などを導入し、製品開発の競争力を高めるとともに、製品開発を効率化する。
ハノーバーの拠点では電子制御ブレーキシステム(EBS)や、油圧式アンチロック・ブレーキ・システム(ABS)、コンプレッサーなどを開発している。また、ワブコ大学と呼ばれる人材育成機関もある。ハノーバーの拠点には現在、2,000人以上(うち、エンジニア:625人)が勤務している。