トルコ自動車工業会(OSD)によると、同国の2014年通期の自動車生産は前年比4%増の117万445台に拡大した。国内市場は同10%減の80万7,486台と低迷したものの、メーカーによる工場の生産能力拡大や拡張工事の実施、輸出好調が生産台数の拡大に寄与した。2014年の輸出は前年比7%増の88万5,180台だった。
乗用車に限定すると、2014年の生産は73万3,439台と前年比で16%増加した。輸出が20%増の58万1,993台と好調だったのに対し、国内市場は12%減の58万7,331台に落ち込んだ。
トルコ投資促進機関によると、OSDのクドゥレット・オネン会長は2015年について、生産規模が122万5,000台に拡大し、輸出も92万5,000台と前年を上回るとの見通しを示している。