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2015/2/6

企業情報 - 部品メーカー

タタ・スチール、構造用鋼管の新製品を発表

この記事の要約

印鉄鋼大手タタ・スチールは2日、構造用鋼管の新製品「Celsius 420」を発表した。高度な建設プロジェクトを念頭に開発されたものだが、機械や大型車両の軽量化にも貢献するとしている。 Celsius 420は420メガ […]

印鉄鋼大手タタ・スチールは2日、構造用鋼管の新製品「Celsius 420」を発表した。高度な建設プロジェクトを念頭に開発されたものだが、機械や大型車両の軽量化にも貢献するとしている。

Celsius 420は420メガパスカルという高耐力のスチールを使用し、従来製品のCelsiusR 355と比較して軽量なため、基礎の小型化や仮設構造物の削減により工期の短縮やコスト削減が見込める。また、産業機械、農業機械、車軸への利用も期待される。

Celsius 420シリーズは円形、長方形、正方形、楕円形の中空断面があり、サウスウェールズ工場で生産された帯鋼を使用し、ハートルプールとコービイの工場で熱間鋼管に仕上げられる。昨年から生産が開始され、顧客のもとでトライアルを行っている。タタ・スチール・ヨーロッパのチーフ・コマーシャル・オフィサー(CCO)を務めるアダム氏は「Celsiusレンジは中空断面市場において確固たる地位を築いている。しかし、顧客は常により優れた特性を持つ新素材を求めており、我が社が次世代製品を開発するためのイノベーションに注力する理由はそこにある。Celsius 420は、熱間仕上げ中空形鋼の全く新しいレンジであり、他に類を見ないものだと考えている」とコメントした。

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