米自動車大手のフォード・モーターは5日、スペインのバレンシア工場で2011年以降から進めてきた23億ユーロの投資計画がほぼ完了したと発表した。2015年の生産能力は40%増の約40万台となり、将来は年45万台まで引き上げることができるとしている。
フォードはまず2011年に11億ユーロの投資を発表。続いて2013年以降に12億ユーロを投資した。バレンシア工場では現在、「モンデオ」や「モンデオ・ハイブリッド」、「クーガ」、「トランジット・コネクト」、「トルネオ コネクト」を生産しており、今年末には新型「S‐MAX」などの生産も開始する。現在の従業員数は約8,000人で、2013年初めの5,000人弱から大幅に増えている。
バレンシア工場は1976年に操業を開始して以来、累計で車両を1,100万台以上、エンジンは1,500万基以上を生産してきた。