加自動車部品大手マグナ・インターナショナルは3日、台湾フィリップス&ライトオンデジタルソリューションズ(PLDS)から車載エレクトロニクス事業を買収したと発表した。取引金額は公表されていない。
マグナはPLDSからドイツにあるヘッドアップ・ディスプレイと電子部品事業および台湾の超音波センサー事業を取得した。マグナは今回の買収の目的について、欧州におけるエレクトロニクス・エンジニアリング力の強化にあると説明。PLDSの事業を取得することで、エレクトロニクス・ポートフォリオを拡大し、多様なコネクテッド・カー技術を市場に提供するという目標に向けて前進することができるとしている。なお、今回の買収に伴いPLDSの従業員60人がマグナに転籍する。
PLDSのヘッドアップ・ディスプレイと電子部品事業はドイツ・ウェッツラーに、超音波センサー事業は台湾・新竹に拠点を構え、無線充電やヘッドアップ・ディスプレイ技術、コネクティビティ分野や電気機械装置などの分野で製品開発を手がけている。