独自動車部品大手シェフラーは9日 タイ中部チョンブリで新工場の定礎式を実施したと発表した。
新工場はヘマラート・チョンブリ工業団地に建設される。敷地面積は5万5,000平方メートルで、2016年第1四半期中に生産を開始する。生産品目はクラッチディスク、クラッチプレッシャープレート、ベルトテンショナー、シンクロナイザーリング、クラッチリリースベアリング、クラッチリリースシステムなどを予定している。
シェフラー・アジアパシフィックのシック最高責任者(CEO)はタイ新工場の建設にあたり、「東南アジアの生産拠点を拡充することはこの地域に対する我々のコミットメントを反映したものであり、顧客に先進的な製品とソリューションをより良い形で提供することを可能にする」と語った。
シェフラーは、ころがり軸受、すべり軸受、リニア製品、ダイレクトドライブ製品を手がけ、エンジン、トランスミッション、シャーシなどに使用される高精密部品とシステムの自動車産業向けサプライヤー。世界約49カ国に170の拠点を持ち、従業員数は約8万人。13年の売上高は112億ユーロだった。