仏複合企業ボロレ・グループは12日、2014年通期(1~12月)の売上高が前年比2.3%減の106億400万ユーロだったと発表した。石油製品の価格下落や不利な為替変動が響いた。
売上高を部門別で見ると、運輸・物流が前年比5%増の56億3,000万ユーロ、石油製品物流が16%減の27億8,100万ユーロ、通信が5%増の19億3,100万ユーロ、電力貯蔵・ソリューションが4%増の2億3,700万ユーロ、その他(農業資産、持ち株会社など)が2%減の2,500万ユーロだった。
ボロレは2011年からEVシェアリングサービス「オートリブ」を展開している。オートリブの登録会員数は20万3,000人。保有車両は2,966台で、充電スタンド4,815カ所を運営している。現在はパリ、リヨン、ボルドーでもサービスを提供しており、年内に英ロンドンと米インディアナポリスでもスタートする予定だ。