蘭ナビゲーション機器・サービス大手のトムトムは3月2日、韓国の起亜自動車の欧州法人(起亜自動車ヨーロッパ)と双竜自動車から受注を獲得したと発表した。また、3日にはフィアット・クライスラーにラテンアメリカ市場向けの地図・ナビゲーションソフトウエアを提供すると発表した。
起亜自動車ヨーロッパには、2015年夏から「シード」と「オプティティマ」でコネクテッドサービスを提供する。具体的には、交通情報をベースにした目的地に最短時間で到着できるルートの表示や、固定・移動式のスピード違反取り締まりカメラの警告表示、最寄りのショップ情報、気象情報などを利用できる。同サービスは、欧州およびロシアの顧客に7年間、無料で提供する。
双竜には、新モデルであるクロスオーバーSUV「チボリ」向けに、2015年5月から欧州仕様の地図・ナビゲーションソフトウエアを供給する。
また、フィアット・クライスラーには2月から、フィアットの新型「ブラボー」にGPSナビゲーションや液晶ディスプレーなどを装備した「UvonnectTM Touch Nav5」を提供している。年内にはラテンアメリカ諸国にもサービスを拡大する予定。