仏自動車部品大手のヴァレオは11日、カメラベースの先進運転支援システム技術を開発するイスラエルのモービルアイと運転支援システムや自動運転技術の分野で協力すると発表した。モービルアイのプロセッサーチップ「EyeQ」シリーズや人工視覚イメージ処理技術(コンピュータビジョンアルゴリズム)をヴァレオの運転支援用センサー技術と組み合わせ、さまざまな製品を開発していく方針。
具体的には、単眼カメラを使った衝突事故を防ぐためのアクティブセーフティーシステムや、レーダーやカメラなどから得られる複数のデータを統合的に処理するセンサーフュージョン製品の開発などを計画している。
また、モービルアイの視覚イメージ処理技術とヴァレオのレーザー・スキャナー技術を組み合わせた自動運転技術向けの製品開発でも協力する。