イタリアの自動車部品大手マニエッティ・マレリは3月25日、インドの二輪車最大手ヒーロー・モトコープとの合弁工場を、インド北部マネサールに開設したと発表した。二輪車用のエンジン制御システムを生産する。
マニエッティ・マレリとヒーロー・モトコープは2013年12月、二輪車用エンジン制御システムの開発・生産を手がける合弁会社を設立することで合意した。出資比率はマニエッティ・マレリが40%、ヒーロー・モトコープが60%。合弁工場で生産される製品は、ヒーロー・モトコープだけでなく、その他の二輪車メーカーにも出荷する。
マニエッティ・マレリはインドに07年に進出した。マネサール工場は同社にとって同国で10カ所目の生産拠点となる。北部ハリヤーナー州にはマネサール工場を含めて6カ所の生産拠点があり、電子制御ユニット、パワートレインシステム、インテークマニホールド、エギゾーストシステム、インストルメントクラスタ、サスペンション部品を生産している。また、プネ県では3工場を操業しており、照明システム、インテークマニホールド、ペダル、エギゾーストシステムおよびショックアブソーバーを生産している。さらに、チェンナイ工場はエギゾーストシステムを生産している。