ポーランド化学大手アゾティ・グループは3月27日、15億ズロチ(4億5,000万米ドル)を投じてプロパン脱水素(PDH)プラントを建設すると発表した。
新プラントは北西部ポリツェにある同社の既存施設の隣接地に建設する。2019年に稼働を開始し、年間40万トンのプロピレンを生産する。生産されたプロピレンのうち4割は社内で消費され、残り4割は主にドイツへ輸出される。プロピレンはポリプロピレンなどの合成樹脂原料として使用されるほか、各種化学製品の原料として使用される。
アゾティ・グループによると、新しいPDHプラントは欧州連合(EU)で最大、世界でも最大級となる。プラントの稼働開始により、グループ子会社アゾティ・グループ・ポリツェの売上高は年間20億ズロチ押し上げられる見込みだという。