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2015/4/2

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ヴァレオとサフラン、共同研究の成果を発表

この記事の要約

フランスの自動車部品大手ヴァレオとハイテク企業サフランは3月27日、運転支援と自動運転車両に関する研究提携の成果について発表した。 両社は2013年9月に周辺環境とのヒューマン・マシン・インターフェースや自動化に関する研 […]

フランスの自動車部品大手ヴァレオとハイテク企業サフランは3月27日、運転支援と自動運転車両に関する研究提携の成果について発表した。

両社は2013年9月に周辺環境とのヒューマン・マシン・インターフェースや自動化に関する研究を共同で行うことに合意。スキルと専門知識を結集させることで、革新的な製品の開発と新たな市場の創出を加速させたいとしている。

共同研究プログラムは、最新の画像認識技術を活用した「運転注意力モニター」、先進的な画像技術により、車両の全周囲モニター画像を生成する「360度の視認性」、あらゆる天候下、特に霧の中でのドライバーの運転やパイロットの操縦を支援する「悪天候下での視認性」、車両と航空機をさらに自動化するための各種技術を共同開発する「車両のロボット化」の4分野で進められている。このうち、車両のロボット化分野では、 ドローン技術を利用した自動運転システム「Drive4U」が紹介された。

サフランのエルテマン最高経営責任者(CEO)は、「我々の研究は自動運転や複雑な環境下でのドローン制御、困難な状況下での視認性、3Dディスプレイと拡張現実、バイオメトリクスとセキュリティー、センサーに重点を置いている。18カ月間におよぶ非常に生産的な交流の最初の成果を紹介できることを嬉しく思う」と述べた。

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