スコットランド政府は3月27日、オークニー諸島で実施される再生可能エネルギープロジェクトに135万ポンドの助成金を交付したと発表した。
「オークニー・サーフンターフ(Orkney Surf ‘n’ Turf )」プロジェクトは、イデー島にある潮力タービンと風力タービンで発電した電力から余剰電力を利用して圧縮水素を生産。圧縮水素はカークウォール島で燃料電池を使った発電に利用し、同島の港湾施設に電力を供給する。政府によると、このプロジェクトによって港湾施設のコスト削減が実現するだけでなく、自治体に新たな雇用機会が生まれるという。
オークニー・サーフンターフは、再生可能エネルギーの活用促進を目的とするスコットランド政府の「ローカル・エナジー・チャレンジ・ファンド」による助成事業の第6弾。同ファンドはこれまでに、2,000万ポンドを超える助成金を交付している。