ジャガーランドローバー(JLR)は、米国オレゴン州ポートランドで、スタートアップ企業によるインフォテインメント・ソリューションの開発を支援するプロジェクト「インキュベーター・イノベーション」を5月から開始すると発表した。新型ジャガー「XF」に搭載される「イン・コントロール・タッチ・プロ」に続く次世代のインフォテインメント技術の開発に役立てるのが狙い。
インキュベーター・イノベーションの目的は、大きなポテンシャルを持っているが、アイデアを現実のものにするためにJLRの支援を必要としているイノベーターを発見することにある。今後10年間で約120社のスタートアップと協力する計画だ。また、これらのスタートアップをサポートするため、熟練したエンジニア50人を新たに採用する。
JLRでフューチャー・インフォテインメントの責任者を務めるジョーンズ氏はインキュベーター・イノベーションについて「新しい技術に関する素晴らしいアイデアを持ちながら、自動車産業に関する技術的スキルや知識が欠けている若い企業を見出し、支援することを可能にするものだ」と述べている。