独塗装設備メーカーのアイゼンマンは3月31日、米電気スポーツカーメーカーのテスラモーターズから大型受注を獲得したと発表した。米カリフォルニア州のフリーモントにあるテスラの工場にコンベアシステムや前処理設備、電気塗装設備を供給する。受注額は数億ユーロで、アイゼンマンの創業以来、最大の取引規模になるという。
テスラは年3万台の生産能力を2段階に分けて年50万台に引き上げる計画。今回の受注はこの生産能力拡大計画の一環に位置付けられる。
アイゼンマンは車体用と、バンバー、バックミラーなどの部品用の2つの塗装ラインを供給する。コンベアシステム「Eシャトル300」は前処理と電気塗装に導入される。また、オーバースプレー(空気中に飛散したりして被塗物に塗着しない塗料)を捕集するシステム「Eスクラブ v.2」と「Eキューブ」も供給する。「Eスクラブ v.2」は車体塗装ラインに、「Eキューブ」は部品の塗装ラインに導入される。