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2015/4/24

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英GKNの中国合弁、今後5年で8.5億ドル投資

この記事の要約

英自動車部品大手GKNオートモーティブは20日、上海汽車集団傘下の自動車部品メーカー、華域汽車系統(HASCO)との合弁会社である上海GKNドライブシャフト(SDS)が、今後5年間で8億5,000万米ドルを投資すると明ら […]

英自動車部品大手GKNオートモーティブは20日、上海汽車集団傘下の自動車部品メーカー、華域汽車系統(HASCO)との合弁会社である上海GKNドライブシャフト(SDS)が、今後5年間で8億5,000万米ドルを投資すると明らかにした。ドライブラインシステム、全輪駆動(AWD)およびハイブリッド技術の需要拡大に対応する。

中国の自動車生産台数は2014年の2,260万台から22年には42%増の3,210万台まで伸びると予想され、AWDシステムの需要もこの間に最大で140%成長すると見られている。SDSはこうした需要の伸びに対応するため、駆動システムの開発・生産を強化する。

SDSは上海で床面積2万2,000平方メートルの技術センターの建設を進めており、12月に完成する予定。同センターでは200人のエンジニアを採用し、車両統合、ソフト開発、車両試験を含めた一貫したドライブラインシステムの研究開発を手がける。生産面では上海、重慶、武漢、長春、儀徴にある既存工場の生産能力を増強するほか、成都に新工場を建設する。

駆動システム部門のGKNドライブラインと粉末冶金部門のGKNパウダーメタラジーを擁するGKNオートモーティブは中国に11カ所の生産拠点を持ち、約5,000人を雇用している。GKNパウダーメタラジーは、江蘇省丹陽での新工場を建設しており、今年の下半期中に開所する予定だ。

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