スウェーデンのベアリング大手SKFは17日、ヨーテボリにある球面ころ軸受の製造チャネルの近代化に1億9,000万クローナを投資すると発表した。
段取り時間の短縮や生産効率の改善を可能にする、インテリジェントな研削を含むより近代的な製造工程を、SKF独自のコンディションモニタリングとモバイルコネクティビティのソリューションと組み合わせる。オペレーターは、リアルタイムの遠隔モニタリングを使って機械のメンテナンスのスケジュールが立てやすくなるほか、診断データの長期的な統計的評価を作成することができるようになる。
SKFの製造担当ディレクターを務めるグロー氏は、「新しい製造工程と我が社のコンディションモニタリングとモバイルコネクティビティのソリューションを結びつけることにより、生産がより柔軟で効率的になる」と指摘する。同氏はまた、SKFがサステナビリティを重視していることに言及し、今回の投資はエネルギー効率の向上もサポートすると説明。同社では2006年以降、生産量が大きく拡大しているにもかかわらず、エネルギー使用量が300ギガワット(16%)減少していることを明らかにした。