スウェーデンの特殊鉄鋼大手SSABは20日、高張力構造用鋼の新ブランド「Strenx」を立ち上げると発表した。昇降装置やハンドリング、輸送設備など構造強度と軽量化が競争力強化に寄与する業界に製品を供給していく。
同ブランドの製品の採用により例えば、◇クレーンの到達距離が伸びる◇トレーラーの積載量が増える◇トラックの燃費が改善する――といった効果が得られる。「Strenx」はSSABおよび旧Ruukkiのブランドである「Optim」「Weldox」「Domex」の3ブランドを包括するもので、高張力鋼の分野で50年以上の経験を持つという。
製品の幅は広く、降伏強度は600~1,300メガパスカル(MPa)、厚さは0.7~160mmの製品(板、ストリップ、チューブ)を用意できるとしている。