ロシア商用車最大手のGAZは14日、ロシアのヤロスラヴリにあるGAZグループのエンジン工場(ヤロスラヴリ・モーター・ワークス)がロシアン・マシーンズと米建機大手テレックス・コーポレーションの合弁会社であるRMテレックスに「YaMZ‐530」シリーズのディーゼルエンジンの供給を開始したと発表した。年内に220基を出荷する計画。
「YaMZ‐530」は大型トラック用に設計されたディーゼルエンジンで、GAZはホイール掘削機やクローラー(無限軌道)掘削機用に改造した。最初に出荷したのは4気筒エンジン「YaMZ‐53416」(出力179hp)と6気筒エンジン「YaMZ‐53646」(出力202hp)で、トヴェリ・エクスカベーターの工場に出荷した。ブリャンスク・アーセナルの工場でも地ならし機に「YaMZ‐530」シリーズのエンジン搭載を開始した。
RMテレックスは「トヴェリ」、「ブリャンスク・アーセナル」、「ChSDM」、「ZZGT」 などのブランドで建機や特殊車両を製造している。ロシアン・マシーンズは、ロシアの複合企業ベーシック・エレメントの自動車・エンジニアリング子会社。GAZグループもベーシック・エレメントの傘下にある。