独高級車大手のアウディは、ベルリン、ミュンヘン、シュツットガルトの3都市でプラグインハイブリッド車(PHV)「A3スポーツバック・eトロン」を計40台使用した実証試験を実施する。通勤や輸送サービスなど、様々な環境での使用状況や、利用者の期待感、利用した感想などに関するデータを収集する。4月18日にミュンヘンで、プロジェクトの参加者に同モデルを引き渡す式典が催された。
ベルリンでは、「A3スポーツバック・eトロン」15台を投入し、都市部での通勤に同モデルを使用してもらう。ミュンヘンでは、自宅では充電できず、公共の充電設備のみを利用するという条件で10台を使用してもらう。シュツットガルトでは、一般家庭および輸送サービスでの利用に15台を投入する。
今回のプロジェクトは、ドイツ政府が支援する電気自動車の大型実証試験プロジェクト「Schaufenster Elektromobilitaet(ショーウインドウ・エレクトロモビリティー)」の一環に位置付けられる。