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2015/4/30

一般・技術・その他 (旧)

アウディが計画のテスラ「モデルX」対抗SUVはPHVの可能性も

この記事の要約

独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車メーカー、アウディは先月、米テスラの「モデルX」に対抗するクロスオーバーSUVタイプの電気自動車(EV)を2018年に投入すると発表したが、同社のシュタドラー最高経営責任者(CEO […]

独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車メーカー、アウディは先月、米テスラの「モデルX」に対抗するクロスオーバーSUVタイプの電気自動車(EV)を2018年に投入すると発表したが、同社のシュタドラー最高経営責任者(CEO)は、この計画に慎重な見方を示した。

アウディのハッケンベルク技術担当取締役は3月の年次記者会見で、クロスオーバーSUVスタイルのEVを2018年に発売すると明らかにした。この新型SUVの航続距離は約310マイル超で、テスラが今夏に発売予定のモデルXの航続距離(267マイル)を上回る。一方、4月24日付けの『オートモーティブ・ニュース』によると、シュタドラーCEOは、今後10~15年は長距離走行用の内燃エンジンと環境に配慮した市街地走行用の電気駆動を兼ね備えたプラグインハイブリッド(PHV)の方がEVよりも顧客にとって好ましいソリューションだと語った。

シュタドラー氏もハッケンベルク氏も新型SUVの詳細については言及していないが、関係筋の情報によると次世代の「Q5」をベースとし、PHV/EVシリーズ「eトロン」として発売される見通しだという。

アウディは昨年11月、初の市販PHVである「A3スポーツバック eトロン」を発売。今年3月のジュネーブ・モーターショーではEV「R8 eトロン」の次世代モデルを発表している。

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